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4.基本語改訂委員会の立ち上げ

Posted on 2010年4月9日

もう迷っている暇はなかった。会長さん,何人かの理事に相談し,その了解を取り,名古屋のK先生に,私が委員長をやるから,副委員長をとの了解を取り,すぐに理事会に改訂委員会の設置を提案した。

2000年1月に「基本語改訂委員会」設置の認可が下り,さっそく「JACET通信」で,辞書研究会のMLで,研究企画委員会の席上で,適当な人を1本釣りで,と,できる限りの手を尽くして呼びかけた。

思ってもみなかったが,委員希望者は70名に達した。70名全部を受け入れて,さっそくメーリングリストを通じて,英語教育と語彙,大学生の語彙力,語彙指導,語彙表のあり方,語彙表の大きさ,その他について意見交換を行うことにした。毎晩の意見交換は活発に行われた。「船頭多くして船山に…」といった批判・忠告が何人かの理事からあった。が,私にとっては以前の郵便に比べれば,メールを使えるなら,何人いても大丈夫だと思われた。5月に設立総会を開き(53名出席),常任委員,編集委員,各作業部会を決め,順調に動き始めた。

★案ずるより産むが易し。挑戦すれば道は開ける★

●ここまでが私の仕事で,この先は優秀な各委員がそれぞれグループを組んで仕事を進めてくれた。(私にはパソコン上でコーパス(言語資料)を動かして統計処理をする技術はなかった。)
(村田 年)

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