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日本人の学習形態を変えたらどうでしょう?3

Posted on 2009年11月15日

35歳段階の再テストの結果こそ問題では?
それより何より一番の問題は,この35歳段階における再試験の成績です。1970年の国際テストの数学・理科で20ヵ国中1位であった日本人が,20年後の35歳テストでは下から2番目だったという。これほど違うと文化の問題などと言っていられないでしょう。

日本人は習ったことが一番身についていないのです。勉強は勉強であって,たいへん有り難い神聖なものだが,それは人生・生活とは関係ないと,どこの国民よりも思っているんですね。なにしろ,前の教育課程審議会会長の三浦朱門氏の奥さんである,曽野綾子氏が「2次方程式が解けなくとも、日常生活に不便はなかった」などと言っているわけですから。もうひとつ大きな問題点は,今回高校1年生に同時に行われたアンケート調査によれば,理科への興味・関心が日本は最下位だった点です。 (村田 年)

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