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教育にとって最も大切なのは? ― それは先生!

Posted on 2010年8月31日

●1.はじめに

「学力の国際比較」いわゆるPISA(ピーザ)が2000,2003,2006年と行われて,急にフィンランドの教育が世界の注目を浴びた。教育関係者のフィンランド詣でが始まった。手間がかかって仕方がないとフィンランド教育省は視察費を取ることにしたほどだ。

ある解説によると,2005年度の視察は約1,000件で,その半分が日本人の団体だっと言われる。最も一般的な質問の1つは「教育にとって最も大事なものは何ですか」だったという。フィンランド教育省,大学の教育学部,各自治体の関係者は口を揃えて,「オペタヤ!オペタヤ!オペタヤ!」(先生だ!)と答えている。この点で彼らにはまったく迷いがない。

教育にとって大事なものはいろいろあるが,やはり担当の先生は決め手だと思う。先生次第でクラスは見違えるほどよくなったり,生徒が救われたりするであろう。

それでは日本の「先生」を少し眺めてから,フィンランドの「先生」との違いを,比較対照してみたい。
(村田 年)

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