言語情報ブログ 語学教育を考える

浅野式辞典:「おんなりょくけんてい」(女力検定)

Posted on 2007年7月1日

 「女相撲が検定制度になった」というのは間違いで、困った場面で、どういう態度をとるのが「大人の女性」かを試すゲーム式の問題集だ。自己中心的ではなく、明るく、相手を勇気づけるような態度が高得点。あたりまえだよね。

★★浅野式「でたらめ現代用語辞典」Asano’s Japanese Dictionary of Current Words and Phrases Flippantly Defined in Disorderly Order★★

浅野式辞典:「あらさー」(アラサー)

Posted on 2007年6月30日

 こんな略し方をされたら全く見当がつかない。「30歳前後の (around thirty) の女性」のことで、その年齢にふさわしいファッションを着こなすことが条件らしい。なんのことはない。10年前の「コギャル」が年を取っただけの話だ。

★★浅野式「でたらめ現代用語辞典」Asano’s Japanese Dictionary of Current Words and Phrases Flippantly Defined in Disorderly Order★★

浅野:英語教育批評:「見通しの甘さ」

Posted on 2007年6月26日

 この頃報じられる事件は、ほとんどが関係者の「見通しの甘さ」が原因になっているようだ。「この程度ならばれないだろう」とか「事故にはならないだろう」といった判断が大きな犯罪や事故に繋がっている。加工食品とか遊園地の遊具といった具体的なものについても、適切な見通しを立てることは必ずしも容易ではないであろうが、教育の場ではさらに大きな困難が伴う。生徒も教員も人間だからだ。多くの教員はそういう困難と毎日のように格闘している。「この教材をこのように教えたら、どの程度生徒がわかってくれるだろうか」とか「このテスト問題で平均点は何点になるだろうか」といった素朴な問題でも“見通し”の判断をせまられている。
 一方、政治家や官僚の見通しはずいぶん甘いと言わざるを得ない。安倍首相からして、「この法案が通れば、望ましくない教員には辞めてもらうことができるんです」といった趣旨の発言をしていた。一体、誰がどうやって、望ましい教員と望ましくない教員の判定をして、「首を切る」ことができるのであろうか。しかも最近では、「望ましくない親」の増加が目立つという。教員は、自分の地位は危なくても、そういう親の子どもを退校させることはできないのだ。
 もう1つの甘い判断は「官から民へ」という競争原理の導入である。競争をさせれば、品物は安くなる、消費者は助かると単純に考えているようだ。「性善説」が事実ならともかく、競争に負けないようにと夢中になるあまり、悪いことも考えるのが人間ではないか。政治家や官僚たちは、学生時代にカンニングをしなかったか、または自分はしないまでも、周囲の不正行為に悩んだことはなかったか、よく反省してみてほしい。形式的で無意味な規制が多かったのは確かだが、それを撤廃することで、結果がどうなるかを十分に見通すべきだったのである。しかもこの競争原理は教育の世界でも着々と進行している。なんとかしなければ。
(浅 野 博)

浅野式辞典:「かいみんまぐろ」(快眠マグロ)

Posted on 2007年6月24日

 「寝る子は育つ」と言うから、マグロを眠らせて、大きく育てる方法。えっ!違うの。輸送の際に冷凍にせずに特殊な方法で眠らせると、うまい味が保てるものらしい。メタボリック症候群の男性なども快眠させたらどうですかね。

★★浅野式「でたらめ現代用語辞典」Asano’s Japanese Dictionary of Current Words and Phrases Flippantly Defined in Disorderly Order★★

浅野式辞典:「ぶーときゃんぷ」(ブートキャンプ)

Posted on 2007年6月23日

 テレビでこんな用語を耳にすると私のような戦中派はどきっとする。いよいよ徴兵制が始まって、新兵の訓練所 (boot camp) ができるのかと思ってしまった。なんのことはない、人気のあるダイエットのための運動の1つだってさ。

★★浅野式「でたらめ現代用語辞典」Asano’s Japanese Dictionary of Current Words and Phrases Flippantly Defined in Disorderly Order★★