生徒の「際立つ勉強離れ」は止められるか 6.高校が変わる ―「奇跡」呼んだ論文学習
Posted on 2009年11月4日
京都市立堀川高校は,2002年に国公立大への現役合格者数を前年の6人から106人に飛躍的に増やし「奇跡!」と言われた。その原動力は「人間探求科」と「自然探求科」という一風変わった学科を新設したことでした。両科の生徒は必ず論文を1本仕上げなければならないのです。「あがり症」「クローン人間は禁止すべきか」「江戸時代にアイドルはいたか」このような自由なテーマを選び,論文に取り組む。そうすることによって,生徒たちは「勉強好き」になっていき,受験勉強の成績も自然に向上すると校長先生は述べている。(『読売新聞』2008年12月25日朝刊より)
★これらの事例から見えてくることを参考に,日本人の学習形態の変革について,1つの提案を次回にしたいと思います。★
(村田 年)