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日本人の学習形態を変えたらどうでしょう?6

Posted on 2009年11月24日

問題追及型学習の道具としての辞書 ― 特に電子辞書
赤ちゃんは何でもつかみ,口にくわえてみる。ことばを覚えると,盛んにお母さんに質問する。好奇心のかたまりなのです。ここでお母さんが「うるさいわね!そんなこと当たり前でしょ!」などと言ってはいけません。このとき子供を「ばか」呼ばわりなどすれば,才能の芽をいくつか摘み取ってしまうわけですね。親だって何でも知っているわけではないから,本や辞書を使っていっしょに調べるようにしたいものです。

その際役に立つ道具として,参考書,辞書,パソコンなどいろいろあるが,最も簡便なものとして電子辞書がいいでしょう。紙の辞書でもいいが,引いたカタカナ語が出てなくて,もう1冊辞書を取ってくるのはおっくうで,あとにしようと思ったらもうだめです。

電子辞書ですと,小中学生用の国語辞典になければ,大辞典へ,なければカタカナ語辞典へ,百科事典へとすぐに飛ぶことができます。「広辞苑」や「大辞泉」に気軽に行ける。辞書を引くのが全然億劫でなくなる。これが最大の利点でしょう。 (村田 年)

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