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(11)研究発表に上京する(『湯川秀樹日記』を読む ― ノーベル賞論文の発表と執筆の頃)

Posted on 2009年12月22日

*11月10日 「(発信)数学物理学会」
日本数学物理学会の常会(例会)に研究発表を申し込む。
*11月13日 「明日出発。数物講演に決定。. . . 昼過,切符を買いに行く。」
13日に発表受けつけたとの返事をもらい,次の日に出発することにし,切符を買いに行く。あわただしい。14日早朝に大阪を出て午後に東京に着き,ホテルに荷物を置いて,夕刻の理研(理科学研究所)の打合せに出席する。15日は午前中理研に行き,午後は横浜へ行く。理研のトップレベルの仲間たち,また,ここでしか見られない実験装置,湯川の心は弾んだことであろう。

*11月16日 「九時過,理研へ行く。」
理研の友達と午前中は安孫子まで行って手賀沼で渡し船に乗って遊ぶ。みんなで弁当を食べ,上野に戻って別れる。ひとりで銀座に行き,歌舞伎座で「ひらがな盛衰記」を観る。外に出て夕食を取ってから,さらに「勧進帳」を観てホテルに帰る。
(村田 年)

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