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黒板を使う―湯川秀樹に学ぶ(1)

Posted on 2010年2月10日

*理論物理ではよく黒板を使う。黒板がなければ,きちんとした議論はできない。教室の壁は原則としてすべてが黒板になっていることが多い。前もうしろも,横もである。黒板に数式を書いてはやり合う。湯川もヨーロッパでもアメリカでも黒板さえあれば,落ち着いて話ができたようだ。

*「湯川家の黒板」はよく知られている。応接間に大きな黒板があり,普段はきれいな布が掛けられていて,お客さんが来ると,布がめくられ,黒板を使って話すことになる。この邸宅を売って間もなく湯川は有名になったので,その黒板はそのまま買った人が保存していたそうだ。

★今ではパソコンでしょうか。パソコンがあれば,黒板の10倍,いや,数十倍の能率が期待できよう。ぜひパソコンとメールにまめになりたいですね★
(村田 年)

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