自律学習と創造性の発現(発揮)―湯川秀樹に学ぶ(2)
Posted on 2010年2月18日
*進学や就職といった他律的な理由づけで勉強するのも仕方がないが,できれば「物事への疑問」や「知りたい欲求」といった自律的な動機で勉強してほしいと湯川は若い人たちに望んでいる。
*湯川は「創造性」を特に尊重し,「創造性の発現(発揮)」ということばをよく使っている。疑問に思い,何度も何度も考えることが発見につながり,自らの内的世界の形成に役立ち,独自の「創造性」につながっていく。長生きして,このへんをもっと若い人に話したかったであろう。
★他律的な理由でなく,自律的な動機で勉強したい★
★その人自身の独自の「創造性」につながるよう努力したい★
(村田 年)