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新しい総合教材を目指して―(49)研究プロジェクトの組み方(1)英語総合教材作成プロジェクト

Posted on 2010年3月10日

文法を中心とした総合教材を作ることはすぐに決まったが,その内容を,形式をどうするかは,意見が異なり,なかなか決まりそうになかった。だいたい「文法」をどのように入れ込んでいったら,おもしろくなるか,と。

どのような教材にするかは,一般大学生にどのような英語力を望むかと同じことで,重要な問題なので,急がないことにし,何度も何度も意見交換を行った。初めは各委員がみんな違う大枠(目次)を出してきて,それをコピーしたり,書き直したりして,郵送して,それぞれにコメントを求めた。

やがて,T委員の案に何人かの賛成があったので,これを「1版」として,それに意見を書き込んでもらうことにした。このようにして欄外に別案つきの「大枠」(目次)が「4版」まで続いた。それをまとめて暫定的な「大枠」が出来上がったときには「6版」まで進んで,すでに6ヶ月が過ぎていた。

★最初が肝心!方向を決めるだけに半年かけた★
(村田 年)

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