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日本の教育の特徴

Posted on 2010年9月9日

●教育にとって最も大切なのは? ― それは先生!
5.日本の教育の特徴
日本の教育を大雑把に眺めると,次のようなことが言えると思う。これをそのままフィンランドの教育と比べると,見事な対照が読み取れる。

1)「客観主義」と名づけられる。すなわち,全国的に一律に 教育内容を決定し,その知識の体系を順々に,計画的に, 効率よく教え込んでいく。
2)言い換えれば,「訓練的学力観」に基づく。
3)上で全部決定し,下へ下へと流す「中央集権的教育」である。
4)指導の要領も教科書も法律の細則で決まっている。
5)先生は常に上からの「指示待ち」状態にあり, 自分たちで進む道を模索するわけではない。
6)一斉授業によって効率よく指導することが望まれる。
7)評価 ― 現時点での知識の習得状況とその応用力が
 評価の対象となり,客観的な数値で示される。
(村田 年)

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