日本の講義 1.はじめに
Posted on 2010年12月22日
1.はじめに
前回は,英米の講義はともかく言葉でわからせようと努めること,学生の参加を勧めること,学生を上から目線で見ないこと,答えがはっきしない問題を学生といっしょに考えていくといった傾向を述べ,その代表としてサンデル教授の授業を見た。
また,有名教授であっても教え方の研修に参加すること,教え方改善の学会が活発なこと,さらに,インターネットで内外の800以上もの大学等に訪問して講義が聴けること,講義ノートが見られることなどを示した。
さらに,英米の講義のもとになる学校教育,どのように子供を育てるかにも少し触れた。今回はさらにこの点を詳しく考えてみたい。
(村田 年)