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新しい「国際学力調査」(PISA)を読む

Posted on 2011年2月22日

1.学力は改善傾向か?
12月7日に「国際学力調査(PISA)」2009の結果が全世界で発表され,8日の各紙はそれぞれ詳細に報告した。読売,朝日,毎日,東京,日経,産経を見たが,かなり楽観論が目立った。

「15歳 読解力改善」
「学力上向き 文科省ホッ」
「現場,指導改善進む」
「改善が見られてよかった」(文科省幹部),
「学力は改善傾向,自治体や学校現場が努力した結果」
「読解力を中心にわが国の生徒の学力は改善傾向にある」(高木文部科学相),
「学力低下歯止め」
「「学校で読書」効果」

世界65の国・地域から47万人の15歳の生徒が受験した結果,日本はいずれの分野においても順位が上がった。
読解力      15位→ 8位, 
数学的リテラシー 10位→ 9位
科学的リテラシー 6位→ 5位である。
(村田 年)

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