言語情報ブログ 語学教育を考える

浅野式現代でたらめ用語辞典(再開その24)

Posted on 2013年10月29日

「藤原の効果」

2013年の秋は、台風が多発して、2つの台風が次々と襲来するような場合がありました。1921年に当時の中央気象台長だった、藤原咲平は、2つの台風の進路を分析したので、それが“藤原の効果”(Fujiwara Effect)と呼ばれるようになりました。

 

耳の不自由な知ったかぶり老人:なに?藤原の鎌足?7世紀の立派な政治家じゃよ。違う?台風のこと?鎌倉意時代に蒙古の大軍が攻めて来た時に台風のお陰で日本は助かったな。“元寇”とも言うな。

 

中学生ギャル:うちの父ちゃんと母ちゃんは、気圧が低くなると機嫌が悪くなる。二人して、私のことを叱るんだ。こういうのを台風の“追従型”って言うんだってさ。こっちはたまったもんじゃないよ。

 

まじめ女子大生:気圧と身体の調子は関係があるのは確かです。大正時代に台風の進路を予測、分析した藤原とかいう人は偉かったと思います。しかし、現在は人間とコンピューターとどっちが優秀なのでしょうか?今の人間は機械に頼り過ぎて頭が悪くなっていると私は思うのですが。(この回終り)

Comments (0) Trackbacks (0)

Sorry, the comment form is closed at this time.

Trackbacks are disabled.