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浅野式現代でたらめ用語辞典(再開その25)

Posted on 2013年11月18日

「メニュー」

ご存知のように、料理店で客に見せる料理の一覧表。ところが見る人によって実物と違うことがある不思議なものらしい。

 

知ったかぶり老人:わしなんかメニューなんて要らんね。「いつものやつ」で済むよ。味も分からんくせに高級料理など食うから騙されるんだ。

 

中学生ギャル:珍しく両親がレストランへ連れて行ってくれた。家に帰ってテレビを見たら、その店の品物がメニューと違うと大騒ぎになっていた。それで父ちゃんと母ちゃんが喧嘩を始めて、家中の空気がおかしくなったよ。こういうのも弁償してくれるのかな?

 

真面目女子大生:実物を知っている料理長はメニューを読まず、メニューを読んだ店の経営者たちは実物を知らないということを暴露した事件です。こんなことを「偽装ではなく、不注意な間違い」と誤魔化そうとするなんて頭がどうかしているわね。でも、“味”というものはとても主観的なものだから、これが本物なんて言えないのではないかしら。(この回終り)

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