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浅野式現代でたらめ用語辞典(再開その26)

Posted on 2013年12月16日

「ワイシャツ」

明治の時代から男性には馴染みのあるシャツだが、最近は日本人の器用さが評判になって、特に“鎌倉シャツ”が話題になりました。

 

知ったかぶり老人:“ワイシャツ”のことくらい知っているぞ。“ホワイトシャツ”がなまって“ワイシャツ”になったんじゃ。“鎌倉シャツ”?それは、男が“いざ鎌倉”という勝負の時に着るもんじゃろ。

 

中学生ギャル:うちの父ちゃんに「なぜ“Yシャツ”って書くの?」と聞いたら、「“Tシャツ”は普段着だ。“Yシャツ”は男の正装だ」なんて言ったよ。父ちゃんのワイシャツに口紅がついていて、母ちゃんと夫婦げんかになったことがある。父ちゃんは「それは男の勲章だ」なんて勝手なことを言ってた。

 

真面目女子大生:外来語をカタカナ語で表すと意味が不正確になることが多いですね。昔のワイシャツは、襟が変えられましたが、その襟を“カラー”と書くと、“色”(color/ colour)のことか“襟”(collar)のことかが分からなくなります。英語の授業では、こういう発音や綴りのことも、きちんと教えたら良いと思います。(この回終り)

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